キャンピングカーマニアがバンコンを選んだ理由

キャンピングカー

キャンピングカーというとトラックベースの運転席の上になんか出っぱったリーゼントみたいな部分があるヤツを想像する人が多いのでは無いでしょうか?あれは「キャブコン」と呼ばれ、ハイエースのような車の中を改造したものは「バンコン」と呼ばれます。海外のyoutubeから「VAN LIFE」という言葉が日本にも広がりましたが、キャンピングカーを購入するとなった時の我が家の選択肢はバンコン一択でした。

ほぼ全メーカーの全車種をチェックする変態カーマニアな夫氏の熱量で無駄に情報を詰め込まれて洗脳されたあかさんによる「何故バンコンなのか?」を書いておきたいと思います。

日本には狭い道も多い

私が免許を取った時は普通免許で8tまで運転出来るという仕様でした。ちなみに無駄にマニュアル。四半世紀以上前の時点でもマニュアルの授業受けてる女子は私一人でみんなオートマ限定取ってた…いつか豆腐を運ぶ為に峠を攻めることがあるかもしれないと思ってたけど…(ない)

中型免許と名称が変わった今も「8t」までは運転出来るので、トラックベースのキャブコンを運転しようと思えば出来る。デッカい車を運転するのはカッコ良いからしてみたいけど、普通車しか運転した事ないのにいきなりトラックベースのキャブコンを運転するのは難易度が高い…。

トラックベースのキャブコンにも、小さめタイプのものがあってハイエースと横幅変わらないとかロングのハイエースよりむしろ短いとか、そういったものもあるんですけどそちらを選ばなかった理由は後述します。

とにかく、ぜーんぶ高速道路を走る!SAにしか泊まらん!ならでっけーキャブコンという選択肢もあるかもしれませんが、下道を走る・コインパーキングに入れる・街も走るという「日本」を旅する前提で考えると我が家としては取り回しのしやすさという観点からハイエースベースのバンコン一択でした。

ちなみに、我が家はナロー(横幅・高さ・長さが一番ノーマルなタイプのやつ)のハイエースを夫氏の仕事用として所有していますが普通のハイエースはめっちゃんこ運転しやすいです。

大人二人と犬だけ

小中学生のキッズでもいたら選択肢は変わったと思いますが我が家は子無し。夫と出会った24歳の時点で私は既にファーストチワワのいせたん君と暮らしていたため「我は犬と共に犬は我と共に…」という生活をずっとして来ました。旅行好きなので二人で出かける際はペットシッター(母)に家に来てもらっていましたが、母も高齢になってきましたし何より犬と旅が出来たら最高じゃん!移動手段と宿の事を何も考えなくて良い!というのは最高ですよね。(実際はRVパークや道の駅などの下調べが必要ではある)

実はキャンピングカーを買おうという話が出た時と現在の我が家ではメンバー交代が行われていて、現在のスタメンはチワワ3頭です。

大人二人とチワワ3頭なので「中の広さ<取り回しのしやすさ」を選んだという感じでしょうか。

キャブコンだと後ろにエアコンがない

このブログに辿り着いた人は多少キャンピングカーに興味がある人だという前提で。コレ盲点だと思うんですけど、トラックって荷物を運ぶ車じゃないですか。当然、運転席とその後ろ(荷室)に分かれるわけで運転席からウオークスルー出来るような作りになっているのもあるんですけど後ろを冷やすためのエアコンは当然設置されていない。その点ハイエースだと元が後ろにも座席があるので後部座席用エアコンというのがあるんです。(しかも職人のおっちゃん達が使う車だからエアコンがバカ冷える)

チワワ達を車に置いて、お食事やお風呂に行く際に「車のエアコンで予冷されている」というのが結構デカいと我が家は考えます。積んでいるリチウム電池には限りがあるので、暑い車内を冷やすところから家庭用エアコンでやるよりも、走行時についでに冷やして停車してエンジンを切った後、チワワお留守番時には既に冷えている車内をキープするだけに電力を使う、というのは非常に効率が良いのです。

トラックは荷物を運ぶもの

ハイエースも荷物を運ぶ車ではあるんですがロケバスみたいに人間を運ぶ仕様になっているものがあるのと、我が家が購入したトイファクトリーさんではオプションで足回りになんやかんや出来るので「乗り心地が良い」というのがあります。我が家にもう一台あるハイエースは23万キロ超えのオンボロでサスペンションが死んでいるので後部座席で荷物の気分を味わうことができますが、トラックも後ろに乗る=荷物の気分を味わう…。

前述した後ろのエアコンが無い問題と被りますが、もし後ろの部分に人を乗せた場合ルームエアコンをつけたまま走るのか?前のエアコンの風だけで凌ぐのか?という問題が発生します。トラックだと荷室部分も広いため、前のエアコンだけだと真夏はしんどいかと…。

横風問題

毎日トラック走らせてるドライバーさんなら上手い事運転出来ると思いますが月に何回かしか使わない前提でトラック運転するのはハードルが高い!伊勢湾岸道路を全力で走る自信がない!!!

実際、ハイエースですらセダンに比べたら風が強い時の横風の感じ方はヤバいです。これトラックだったら…と思うと大きいキャブコンを乗り回している人たちすごい。普段から大きい車に慣れてるトラックの運転手さんとかじゃない限り、運転にめっちゃ気を遣って疲れると思う。キャンピングカーって遠くに行くことが多くて知らない道を走るし、長距離運転になりがちなので運転に気を遣うというのは結構大きな問題です。

カッコ良い

ハイエースって、車としての完成系なんですよ。日本のルールの中で効率を極めた結果のあの形。車好きの夫氏はハイエースの事を「上がりの車」と評していますが、あの車に乗ったら次の選択肢が無くなって終わってしまう、と。「働く車」独特のカッコ良さと若干の輩感のハーモニー、それがハイエース。

トップ画像は納車時の我が家のキャンピングカーですが、その後夫の手が入ってフロントガラスの上にライト、ノーズブラ、ガッツミラーを撤去と少しだけステッカーが貼られました。業者の車っぽさにアウトドア感もあってカッコ良いね!

シルバーでオプションモリモリのハイエースはトイファクトリー車内でも話題になったようです。(シルバーを選ぶ人はほとんどいないらしい)

さて、キャブコン(トラックベースのキャンピングカー)ではなくバンコン(ハイエースベース)を選んだ理由を書いてみました。次は、トイファクトリーにした理由、そしてGTにした理由なんかを書いていきたいなと思います。

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